【簿記3級独学 基本 お悩み】未払金と未収入金の違い

簿記3級

未払金,未収入金,前払金,前受金など,簿記にはちょっと難しい用語が出てきて,混乱してしまうことがあります。

今回は,未払金と未収入金について説明します。

✔️本記事の内容

・「未払金」は,建物や土地,備品など,仕入」以外でお金を後払いするときに使う勘定科目です。
・「未収入金」は,建物や土地,備品など,「売上」以外でお金を後で受け取るときに使う勘定科目です。

✔️本記事のライター 管理人:ななうみ

国立理系学部・大学院卒。雇用な不安定な研究職として某大学で研究しながら,お金の勉強を始めました。独学で簿記3級に合格。現在,簿記2級合格を目指して勉強中です。
勉強のノウハウを多くの人と共有したいと思ってこのサイトを運営しています。

未払金は,商品以外のものを購入してあとでお金を払う時の仕訳

*この記事で初めて出てきた勘定科目の分類を( )内に書いています

「未払金(負債)」は,「建物(資産)」や「土地(資産)」,「備品(資産)」など,「仕入(費用)」以外でお金を後払いするときに使う勘定科目です。

ななうみ
ななうみ

「未払金」は,未来にお金を払わなければならないものなので,負債に分類されます。

仕入の時には,「仕入(費用)」が左(借方),「現金(資産)」や「普通預金(資産)」などが右(貸方)に来ましたが,

「建物」や「土地」,「備品」などの時には,それぞれの勘定科目が左(借方),「未払金」が右(貸方)に来ます。

(例)事業に使用する建物500,000円を後払いで購入した。

後日,未払金を現金で支払った場合は,以下のようになります。

未収入金は,商品以外のものを売ってあとでお金を受け取る時の仕訳

「未収入金(資産)」は,「建物(資産)」や「土地(資産)」,「備品(資産)」など,「売上(収益)」以外でお金を後払いするときに使う勘定科目です。

ななうみ
ななうみ

「未収入金」は,未来にお金を受け取ることができるので,資産に分類されます。

売上の時には,「現金」や「普通預金」などが左(借方),「売上」が右(貸方)に来ましたが,

「建物」や「土地」,「備品」などの時には,それぞれの勘定科目が左(借方),「未収入金」が右(貸方)に来ます。

(例)事業に使用する建物500,000円を売却し,代金は後日受け取ることにした。

後日,未払金を現金で支払った場合は,以下のようになります。

いかがでしたか。
未払金と未収入金は,決算整理の時によく問題に出てきますので,よく覚えておきましょう。
次回,前払金と前受金について,説明します。

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